要求精度に合わせた金型製作と補正加工
弊社には、20年以上蓄積された型彫放電加工機のデータおよびノウハウがあります。ノウハウを最大限に生かした金型加工を行うとともに、成形品を分析、評価した結果を補正という形で、再び金型加工へフィードバックすることにより、より高い要求精度に対応した金型製作をしています。
熱処理済み「金型プレート材料」への加工の効果
金型は、硬度をアップする事で、「耐久性」「メンテナンス性」が向上し、長期にわたり精度維持が出来るため、高品質な製品の安定供給を可能にします。しかし、金型加工後に熱処理を実施すると、金型部品に変形が生じ、狙い寸法・形状からの誤差が大きくなり、金型を破損させる原因になってしまいます。そのため、弊社ではあらかじめ熱処理を行った耐腐食性のある「ステンレス鋼」に、加工が容易な電気加工機(型彫放電加工機・ワイヤーカット放電加工機)で高精密な加工を行い、精密金型を製作しています。
放電加工や切削加工でネジコアを作成する
弊社のコア技術の一つである、内ネジ付き成型部品のネジコアは、熱処理を行った「SKH51」を使用し、放電加工と研削加工にて高精度なネジコアを製作します。熱処理された「SKH51」で製作されたネジコアを使用した金型により、ガラス繊維強化プラスチック材料を使用した成形でも、安定したトルクの製品を生産します。
特殊な歯形形状が設計可能なCAD
環境に配慮した多数個取り金型の製作
「ワイヤーカット放電加工機」「型彫放電加工機」を最大限に活用し、多数個取りであってもキャビ間の寸法差の限りなく少ない金型を製作しています。また、電気加工機を使用するメリットを生かした「狭ピッチ金型」にすることにより、廃ランナーを極限まで減らした環境に配慮した金型を製作しています。